被削材

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被削材 - ニッケル基耐熱合金


ニッケル基耐熱合金は、航空宇宙産業の部品加工に適しています。高い降伏強度/引張強度/疲労強度、高温下での耐食性/耐酸化性、非磁性、
低クリープ性を特長とし、様々な加工や幅広い加工温度範囲に対応します。航空宇宙産業部品の約80%にニッケル基耐熱合金が使用されており、
ディスクやブレードなどのガスタービン回転部品、エンジン取付部のハウジング部品、ロケットモーターやポンプ部品に用いられます。
ニッケル基耐熱合金(Ni : 35-75%, Cr : 15-22%)は、航空機エンジンに必要な素材の30%を構成するだけでなく、スペースシャトルのメインエンジンに
関する様々な部品材料にもなっています。
1960年のインコネル718(航空宇宙産業で最も一般的な材料)の発表から、航空宇宙産業におけるニッケル基耐熱合金の使用率は著しく成長しました。

加工課題

優れた性質をもつニッケル基耐熱合金ですが、その加工は極めて困難です。
被削性が悪い主な原因としては、ミクロ構造中の硬質アブレーシブ粒子や高い加工硬化率の様な冶金学的特性が挙げられます。
高いせん断応力の発生と低い熱伝導率の為、切削抵抗及び加工部温度が非常に高くなります。この為、切屑の加工表面への
焼付/溶接、加工摩耗を引き起こし、切削速度制限及び工具の短寿命化の原因となります。
この結果、金属除去率が上がらず、工具寿命も短く、加工コストが増大します。
イスカルは過去何年にもわたり、ニッケル基耐熱合金の研究開発へ多額の投資をして参りました。
高性能且つ独創的なイスカル工具が、加工の困難なニッケル基耐熱合金加工分野で広く活躍しています。
また、標準圧力クーラントシステムに加え、特に航空宇宙産業でのニーズの高まりに伴い、イスカルは独創的な高圧のクーラント対応工具を
提供しています。ニッケル基耐熱合金を標準クーラント圧で加工する際の推奨切削速度は30-35m/minですが、高圧クーラントを使用すると
切削速度が100-150%向上、高生産性を実現します。

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